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股関節痛の治療を知りましょう

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股関節痛の治療は急性症状と慢性症状によって分類されます。急性の場合はまずメディカルチェック(病院治療)を行います。骨折や脱臼などの重度の疾患は速やかに整復、固定、手術等の処置がなされます。通常は炎症に対してはアイシングや物理療法が施され、慢性疾患の場合は原因が骨なのか筋肉なのかを判断した上で的確な処置がなされます。また、リウマチや感染症などの血液検査を要するものもありますので、まずはメディカルチェックをお薦めします。

骨粗鬆症
骨粗鬆症による股関節の痛みは、変形が主です。変形が進行していない段階でしたら、骨格矯正、筋力強化をして股関節にかかる負担を減らす事も有効です。骨折が起きた場合は、手術療法が主で大腿骨頭部の骨折は人工関節が移植されます。骨折は血液供給システムに影響を与え、骨壊死を起こす可能性がありますので、注意が必要です。

疲労骨折
疲労骨折による股関節の痛みの治療は、骨折の度合いによって異なります。大腿骨頚部に横断骨折の場合は手術が適用になります。圧迫骨折の場合は手術の必要は無く、通常2週間程度の休養と固定をします。後に水泳などの股関節に負荷のかからない筋力強化のエクササイズを行います。疲労骨折がなおるのには4〜6週間かかります。

先天性股関節脱臼
先天性股関節脱臼の治療は、新生児の6ヶ月以内で発見されたなら、オムツを2重にするなどの固定で治療できます。6〜15ヶ月の間で発見された場合は2〜3ヶ月の間ギブスで固定します。歩き始めてから発見された場合は筋肉の牽引と股関節の手術(骨盤部)が必要になることが多いです。4〜5歳になったらバレーのような筋力をつける運動を開始します。大人になると変形を生じることが多く、股関節の痛みを発生する事がとても多くなります。

外傷による股関節脱臼
外傷の股関節脱臼は後方脱臼が主です。治療はまずレントゲン等で骨盤部の骨折の有無を調べます。手術療法が適用になります。その後は3ヶ月程度、体重をかけないように過ごさなくてはなりません。成人の外傷による股関節脱臼は合併症をひき起こすことが50%くらいの確立であり、虚血壊死をひき起こし、変形性関節症に移行することが多くありますので、経過観察が重要になります。

変形性股関節症(退行性股関節炎)
変形性股関節症の治療は進行度によって違います。軽い場合は、筋力アップを目的としたエクササイズと、患部の股関節に負担がかからないような骨格矯正や骨盤矯正が有効です。また体重を減らすなどの努力も必要です。関節の隙間が無くなり骨キョクといった変形が大きく、歩行が困難な場合は手術療法が適用になります。(手術は人工股関節に交換します。)まずはメディカルチェック(病院治療)及び検査が重要になります。

大腿骨頭の虚血壊死(骨壊死)
大腿骨頭虚血壊死の股関節痛の治療は、子供のレッグ病では体重をかけないようにして股関節が変形することを防ぎます。期間は18ヶ月〜36ヶ月です。大人の大腿骨頭虚血壊死の場合は、ほとんど場合で手術が必要になります。

大腿骨頭すべり症
大腿骨頭すべり症は8歳〜17歳の子供に発生します。10%〜20%の子供には両側の股関節の異常が出てきますので、両側の股関節のレントゲン撮影が必要です。治療は大腿骨頭の成長線が閉じるまで体重をかけないようにする処置がとられます。大腿骨が転移してずれている場合は手術が必要になります。虚血壊死を起こしやすく、将来的に変形性股関節症を引き起こしやすくなるといわれています。

滑液包炎
滑液包炎の治療は、滑液包の炎症ですから急性期治療が主な治療として施されます。アイシングに加え、急性期の物理療法が多く用いられます。慢性期に入ったら筋肉のストレッチ等で筋肉の緊張をとります。

内転筋挫傷
内転筋挫傷の治療は筋肉の捻挫になりますので、急性期治療が施されます。アイシングに加え、急性期の物理療法が主です。慢性期に入ったら筋肉のストレッチや筋膜異常を調整する治療が行われます。

外側大腿皮神経痛
外側大腿皮神経痛の痛みは神経圧迫ですから神経圧迫を取り除くような治療がなされます。体重を減らす事や骨盤部の矯正が効果を発揮します。きつい服の着用は避け、ズボンのポッケに物を入れないようにすることも大切です。

股関節屈曲筋群拘縮症
股関節屈曲筋群拘縮症の治療は、大腿直筋の異常なのか腸腰筋の異常なのかを調べる事が最優先です。トーマステスト、イリーテスト、大腿直筋拘縮テスト等を使って鑑別します。筋肉の拘縮(異常な緊張)ですので、緊張を和らげる様なストレッチで治療できます。姿勢が原因となりやすいため、姿勢のアドバイスも重要です。

関節感染(敗血性関節炎、化膿性関節炎)
感染による股関節の痛みです。常に激痛がありますので早くにメディカルチェックが必要です。子供の場合は転んで怪我をしたとか、風邪をひいていたなどが近い過去にあったら、この感染が疑われます。確実な診断と病原菌の特定のためにに関節吸引が行われます。血液検査等で感染が疑われた場合は抗生物質の投与が治療となります。

※以上が、股関節痛に対する治療の主な物になります。まずは重大な疾患を見落とさない為にもメディカルチェック(病院検査)が大切です。

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