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股関節痛を原因で診断してみましょう

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股関節痛の原因は、主に『外傷』や『過使用』によるものが多く、急性の場合は、メディカルチェック(病院治療)が必要です。慢性的な股関節の痛みは変形が多く、『過去の外傷』や『過度の運動』による長年の股関節に対する負荷が原因となります。また、変形の中には、『リウマチ』によるものや『虚血壊死』によるものなどもありますので、十分注意が必要です。判らない症状は、放って置かずに、病院にて検査をする事が大切です。検査で異常がない慢性症状は、筋肉や靭帯などの軟部組織の異常が多くあります。


骨粗鬆症
骨粗鬆症による股関節痛は、『中度から重度の痛み』です。原因としては、『骨密度の低下』が挙げられます。また、女性は『エストロゲンの減少』が挙げられます。検査としては、痛いほうの足が短くなっている事。また、『内転、外旋』といった方向に足が向いています。レントゲン撮影によって診断できますが、『多発性骨髄腫、骨腫瘍、パジェット病、内分泌疾患』との鑑別が必要ですので、メディカルチェック(病院検査)にて調べておく事をお薦めいたします。

疲労骨折
疲労骨折による股関節痛は、『潜行性の痛み』で、足の付け根の前面で、深い部分に痛みを感じます。原因は、微小な骨折の繰り返しによる『骨の弱化で骨折』を起こします。横断骨折と圧迫骨折があり、それぞれ治療方法が異なります。アメリカでは骨スキャンを用いて検査します。股関節は屈曲して内旋方向の動きが少なくなります。

先天性股関節脱臼
先天性股関節脱臼は、生まれた時に既にある『股関節の脱臼』です。股関節が骨盤の後方、上方に脱臼しています。膝を曲げると膝の高さが違っていたり、股関節をお腹に近つけると、クリッと音がしてスムーズでない事と、股関節を引っ張ると、不安定感を感じるなどが診断となります。外転方向に動きが無く、『内転筋』という太ももの内側の筋肉が過緊張しています。将来的に、股関節の変形が早期に出る事が多くあります。

外傷による股関節脱臼
文字通りで外傷(怪我)によって『股関節が脱臼』します。激痛ですから直ぐに病院に行かざるを得ません。原因としては、『交通事故』や『落馬』や『強度のスポーツ』が挙げられます。股関節は『屈曲、内旋、内転』の方向に変位しています。股関節(骨盤部)の骨折をレントゲン等の検査で鑑別しないといけませんので、メディカルチェック(病院治療)は欠かせません。

変形性股関節症(退行性股関節症)
変形性股関節症による股関節痛は、股関節の変形によって炎症が起きたり、股関節がスムーズに動かなかったりすることで痛みが出てきます。原因は、『過去の外傷』や『微小な股関節の損傷(摩擦)』の繰り返しによって変形が起こります。また先天性股関節脱臼の病歴がある方は、起こりやすい疾患です。痛みをかばいながら歩行するようになり、『屈曲、内転、外旋』方向に股関節が変位しています。徐々に股関節の運動範囲は小さくなり、腰は過剰に反り返り、股関節を曲げる事も困難になってきます。変形は治療をしない限り進行していきます。

大腿骨頭の虚血壊死(骨壊死)
股関節の『大腿骨頭が壊死』して起こる痛みです。壊死の原因は『虚血』といいますが、血行の不良です。子供の場合は『レッグ病』と呼ばれ、膝に痛みが出る事がありますので要注意です。4歳〜9歳の子供に多く起こります。大人の場合は、外傷、徐圧症候群、アルコール中毒、過剰コーチゾンによって虚血壊死が起こります。股関節は『内転、外旋』方向に変位して痛いほうの足は短く見えます。

大腿骨頭すべり症
大腿骨頭すべり症による股関節痛は主に8歳〜17歳くらいの子供に起こります。成長期に過剰な体重や過剰な運動によって骨端軟骨にストレスを生じて『変形、骨折』を起こしてしまいます。これが痛みの原因になります。大体50%の子供は外傷(怪我)の病歴があります。また、膝のみの痛みの場合もありますので注意が必要です。

滑液包炎
滑液包炎が原因の股関節の痛みは、『滑液包の炎症』です。炎症は、中高年や運動をよくする活発的な若者に多く起こり、『大転子下滑液包、腸恥骨筋と腸腰筋下滑液包炎、坐骨の滑液包炎』に分かれて、炎症が起こる場所によって痛み方は違います。坐骨の滑液包炎は座りっぱなしでも起こる炎症です。それぞれ痛みは強く、患部を押すと痛みは増強して、下にして眠る事さえ出来なくなる事もあります。

内転筋挫傷
内転筋挫傷が原因の股関節の痛みは、骨盤から太ももの内側に走行する『筋肉の拘縮(異常に緊張した状態)』によるものです。陸上の短距離の選手やスキーの選手ら、ジャンプを繰り返すスポーツなどで起こりやすく、通常は、『大内転筋』という筋肉の拘縮で、恥骨の下部に圧痛があります。大腿の内転の抵抗で痛みを発生することが多いです。

外側大腿皮神経痛
外側大腿皮神経痛の股関節周辺の痛みは、主に大腿(太もも)の外側に出ます。原因は、ソケイ靭帯と呼ばれる骨盤部の『靭帯によって神経が圧迫』されます。きついズボンを履いていたり、ポッケに物を入れていたりして起こることが多くあります。大腿部の外側に知覚異常が生じます。

股関節屈曲筋群拘縮症
股関節屈曲筋群拘縮症の股関節痛は、『腸腰筋と大腿直筋』という2種類の筋肉の拘縮(異常な緊張)が原因となります。長時間座りっぱなしでの作業や2種類の屈曲筋群を過使用することによって出てくる股関節痛です。屈曲(膝がお腹の方に来るように)の抵抗運動で痛みと筋力の弱化があり、伸展(膝裏がお尻の方を向くように)では痛みが生じます。

関節感染(敗血性関節炎、化膿性関節炎)
関節の『感染症』が股関節痛の原因です。怪我をした過去などの結果、血流によってバクテリア感染します。激痛があり、動かしたり体重を乗せたりすることを嫌います。診断は、『血液検査やレントゲン』が主ですので、メディカルチェック(病院治療)は欠かせません。進行すると、関節に変形をしたし、『骨髄炎』に発展してしまうこともありますので、十分注意が必要です。

※同じ股関節の痛みでも、原因は様々です。それぞれ治療は異なりますので、まずはしっかりとした診断が重要になります。

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